東証一部上場IT企業から未経験畜産業界への転職日記

未経験者が畜産業界に転職するとき、参考になれば幸いです

離乳舎でのお仕事 ~日常編~ (勤務開始2日目)

どうも、こんにちは!
IT豚野郎です。


実際の勤務開始から一人前の豚飼いになるまでの日々を綴っていきます。

 

 

本日は養豚場の毎日のルーチンを紹介します。

と言っても私はまずは離乳舎(昨日の記事参照)の仕事から覚えていくことになったので、離乳舎中心で書いていきます。

 

8:00~ 出社 

 本日の流れを確認するMTGです。農場長が各自に指示を出していきます。

 その後に各自作業スタート!

 

8:15~ 餌やり 

 離乳舎にきたばかりの子豚ちゃんは、粉状の餌を食べます。

 その後、慣れるに従って段々と固くて栄養価の高いものに変えていきます。

 

 とはいえ、今までお母さんのミルク中心だったのにいきなり粉を出されても、

 『いや、コレなんすか?なんか鼻がムズムズするんですけど?』的な感じで、

 餌だと認識できません。

 

 そこで、お湯と混ぜ合わせてお乳みたいな状態にしてあげます。

 すると『あれ?母乳じゃね、これ?』みたいな感じで徐々に食べてくれます。

 

 餌やりのついでに体調崩している子はいないかな~と観察もします。

 現状、ひたすらかわいいだけど異常は見当たりませんっ!

 

9:00~ 出荷(肥育舎のお手伝い)

 肥育舎に移動し、出荷作業です。

 やることは簡単。体重を測定して規定体重ならトラックに積みやすい場所まで移動するだけ。あら、簡単!

 

 

 な訳ないんすよ。農場にもよりますが出荷時の体重は120キロ前後、

 そんな奴らを体重測定して移動させてなのでまぁ力仕事!!

 ベテランの先輩方を見ていると阿吽の呼吸のチームプレイでさくさく対応。

 新人な私は『手伝いたいです!』とやる気アピールしたら、

 はっきりと『邪魔だから』と言われて意気消沈です。大人しく見学します…

 

 流れとしては体重を満たしてそうな豚を目視で予想し、体重計まで追い込む、

 if>OK ならばトラックの来る通路へ、

 if>NO ならば現在体重の目印を体に書いて部屋に戻す、

 という感じです。

 

 豚の習性を理解し、適切に追い込む姿、かっこいい…!

 正直、先輩方に憧れました。

 

 

11:00~ 通路の掃除・消毒

 豚が通った後は糞尿などで汚れています。そのままにするのは不衛生なのですぐに掃除 掃除!!

 高圧洗浄機でばーっとやって消毒液もばーっとやります。

 適当っぽくやりますがめちゃくちゃ丁寧です。

 例えるならばホワイトボックステストの全潰しのようです。

 ブランチカバレッジステートメント100%のようです。

 

12:00~ 休憩

 皆で一緒に事務所でお食事です。

 新人は周囲の空気を読みつつ、おずおずと質問したりします。

 

13:00~ 餌やり

 再度離乳舎の餌やりです。もちろん自動で餌が出る機械があるんですが、

 暖かい水を適宜追加してあげたいので、手動で母乳状にしてあげるようです。

 

14:00~

 このへんになってくるとルーチンは無いようです。

 豚の治療したり道具の掃除したり、部屋の掃除したり、

 分娩舎から移動してくる準備したりと状況によって変化します。

 

 

16:00~ 餌やり

 ラストの餌やり。うむ。かわゆい。愛おしい。

 

17:00~ 終業

 シャワー浴びて帰宅。お疲れさまでした!

 

 

ってことで本日の業務はこれまで!

また明日もよろしくお願いします!